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ベトナム人の日本語教育の今!!ベトナム人の日本語教育の現状から技能実習生の日本語教育まで解説!

ベトナム人の日本語教育の今!!ベトナム人の日本語教育の現状から技能実習生の日本語教育まで解説!

ベトナム人を採用するうえで、大きな壁になりそうなこと、それが『言語』です。一緒に働く上で日本語でコミュニケーションが取れるか否かでは雇用のしやすさが大幅に変わってきますよね。そこで今回は、ベトナム人における日本語教育の歴史や現状など余すことなくご紹介します!

 

  1. ベトナム人日本語話者の現状
  2. ベトナムにおける日本語学習者増加の背景
  3. 日本語能力試験とは
  4. 技能実習生への日本語教育体制

 

1.ベトナム人の日本語話者の現状

国際交流基金の「2021年度 海外日本語教育機関調査」によると、ベトナムでの日本語学習者の総数は169,582人となっています。これは世界でも6番目に多い人数であり、ベトナムは世界でも有数に日本語の学習が盛んであることがわかります。更に、約7割のベトナム人が学校などの教育機関の外で日本語を学習していると言われていますので、正確にはもっともっとたくさんの日本語学習者がベトナムにはいることが分かりますね!

 

日本語学習者数(人)

 

2.ベトナムにおける日本語学習者増加の背景

日本語は2007年からベトナムの高等学校において単位がとれる正式な外国語科目とっています。ベトナムの学校教育において、英語、ロシア語、フランス語、中国語に次ぐ5つ目の公式外国語科目です。日本語は卒業試験や一部の大学の入試科目としても利用可能です。

学校で日本語を学ぶベトナム人学習者の内訳は、初等教育での日本語学習者が3986人、中等教育での学習者が3万590人、高等教育での学習者が4万5752人となっています。ベトナム政府の日本語教育重視政策の影響もあり、日本語教育はかなりのハイスピードで導入が進んでいます。結果として日本語能力検定の受験者数も右肩上がりで増加しています!

 

ベトナム人が日本語を学習する理由として最も多くあげられるのが、今後の自自身のキャリアの中で日本語を利用していきたいということです。日本の大学への入学や留学、また日本の会社への就職などがその多くの理由となっています。また、アニメといった日本の文化が好きだという理由から趣味で日本語を学ぶベトナム人も多くみられます。

3.日本語能力試験とは

日本語能力検定(通称JLPT)は、日本語を母語としない外国籍の人たちを対象とした日本語の能力を図る試験となります。私たちでいう、TOEICなどの英語能力を認定する試験の、日本語バージョンといって大丈かなと思います!もともとは、日本語の能力を測定することのみが目的となっていましたが、近年では就職や会社の昇格昇給に関わってきていたりと、その用途は多岐に渡ってきています。

 

日本語の能力(JLPT)の主な特徴は以下の4つです

➀課題遂行を目的とした日本語言語コミュニケーション能力の測定

➁5段階から自分の能力に合う、もしくは必要なレベルの試験を受験できる

③尺度得点で日本語能力を正確に測定

④「日本語能力試験合格者と専門家の評価によるレベル別Can-doリスト」を提供

 

日本語能力点検定の合格は最高N1~最低N5の5段階に分けられており、外国人採用における日本語能力測定に大きく関わる試験になっています!

4.技能実習生への日本語教育体制

基本的に、日本へ技能実習生として来日するベトナム人は母国の送り出し機関による半年間の日本語学習を経て日本へやってきます。最近はコロナの影響もあってオンラインでの授業も増えているようです。ですので、送り出し機関の教育のレベルによっても日本語能力の差が出ます。

 

また、送り出し機関での日本語教育はほとんどが『みんなの日本語』という教材を使って行われます。これは私たちが英語の勉強をするように、どちらかというと日常生活で使うような日本語の学習教材となっています。実習生が現場で使うような日本語を丁寧に解説するような内容ではないため、“簡単な日本語でもやり取りができるようにする”という現場の体制づくりはとっても重要です。簡単にできるポイントとしては

 ✓実習生にはできるだけ簡単な日本語で話しかける

 ✓実習生がわからないときはきちんと質問してもらう、質問しやすいような雰囲気や体制を整える

 ✓実習中に実習生にはできるだけ日本語でメモをとるようにしてもらう

といったところでしょうか

 

しかし、ただでさえ忙しいのに日本語の教育にまで手がまわらない、、という人事担当者様、ご安心ください。日越協同組合では外国人技能実習生向けに、日本語教育はもちろん、日本の文化、価値観、ビジネスマナーまで丁寧に教育をさせていただきます。また、企業担当者様向けにもベトナムの文化や価値観、人材育成ノウハウ、業務マニュアル作成補助等のサポートを手厚く行っています。外国人技能実習生を取り扱う組合はほかにもありますが、単なる監理・指導だけでは労使間でのトラブルが起こりやすくなります。

 

650名以上のベトナム人技能実習生の受け入れ実績がある日越協同組合にまずはお気軽にお問合せください!

https://nichietsu.or.jp/