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ベトナムのテット(旧正月)料理のご紹介

ベトナムの旧正月では伝統的に「ちまき」を食べます。ただし、南部と北部で名前と形、そして巻く葉っぱが異なります。

北部では「バンチュン」という一辺20cmほどの四角いちまきをラーゾンという緑の葉っぱで巻き、南部では「バンテット」と呼ばれる長さ30cmほどの円筒状のものをバナナの皮で巻いたものを食べます。外側はもち米で、中身は基本的に、どちらも豚ばら肉とすりつぶした緑豆が入っています。

形状に違いがあるのは、四角は「大地」をそして円筒は「天」を表しているためで、緑の葉に包むのも田畑を意味し、これらの料理を食することはベトナムの土地や文化を想い、先祖代々の家族に感謝することの表れだと言われています。国は違えど、日本のおせち料理同様、新年に向けての様々な祈りと願いが「バンチュン」と「バンテット」には込められています。